Emu’s blog

よくある日記

2018-01-01から1年間の記事一覧

きっとその時は突然やってくる

どうしても離れられないのは、私の好きなコード進行を使っているからで……と言い訳を頭の中でなぜか考えながらある音楽のことや彼を思ってしまう。「思う」というのはあてもなく空を旋回しているような感じであって、何かこう、ときめきを持ったり、あるいは…

鈍い苦みが充満している

苦玉を口の中ですり潰している。今ひとたび失ったものについて動かぬ頭でぼんやりと考える。この苦さでは目が覚めない。目覚めたくもない。少し前では考えたくもなかった。考えたくない時は抜け殻のような人と抱き合えばいい。揺られている腕の中で思い出す…

続・秩序、無秩序

蝉が死に絶えた。私が鬱で病んでいる間に。少し前まで命の奔流を感じさせる蝉の鳴き声が、焼けるような日差しがあった。色彩豊かな、過剰な外の世界があった。エアコンの効いたそのひやりとした部屋の中で外界とのギャップに死を見ていたのに。 私は先日のブ…

自然のような無秩序も、人が多く活動する場のような秩序もない

七月十四日。正午。溢れんばかりの光を存分に吸い込んだカーテンを見遣る。気になってカーテンを少し開けると、触れた指が温かく、何か生命に触れたときのような生っぽさを感じる。無論相手はカーテンである。返事はない。しかし、変な思考を巡らせるおかげ…

薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる。

天然石の丸ビーズが光を透過し、反射してキラキラと輝く。薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる。数珠のようなブレスレット。白い壁に画鋲を打ち、そこに引っ掛けて写真を撮る。太陽光が良い仕事をしてくれる。真っ白な壁に映えるアクセサリー。あの人に見…

薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる

天然石の丸ビーズが光を透過し、反射してキラキラと輝く。薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる。とある文章を読んで私がイメージしたものだ。流麗だ。 読んでそんなことを思う文章にはなかなか出会えない。上手さという物差しとも違うような気がする。知り…

ありふれたものの中にこそ、私の求めるものがある

最近小説を書いている。私小説に分類されるのかな。登場人物や物語自体はフィクションなのだけど、思想的な部分や、感じ方、時に出来事まで本当のことを書いている。この小説は、私が中学・高校の頃に書いていたものだった。主人公が絶望して壊れてしまうと…

「双極性障害」

結った黒黒とした髪が揺れます なびくのは私か、貴方か、ただの後れ毛かそれも定かではありません はらくだ色の麦わら帽子を被り、貴方と住宅街を忍ぶように歩きます 色とりどりの家々は賑やかに、伸びたり縮んだりして周囲を受け入れているようです はらり…

「いのちの万華鏡」

暗闇に抱かれて 幾千の星々と共に歩んでいる 生命の網の目の中で 万華鏡となって映るその美しさを 私は何度だって思い浮かべて触れることができる あなたがその中にいることを 私は幾度も確かめることができる あらゆる自然から 私はあなたの片鱗を見る 何ひ…

美味しそうな匂いがたちこめている

美味しそうな匂いがたちこめている。この時間が何より幸福でたまらない。煮込み料理というのは時間をかけなければならないけれど、手数がさほどかからないので簡単で良いなあと思う。時間がかかっているのでなんとなくありがたい気持ちにもなれるし、実際人…

読んだ人が幸せな気持ちになるような書きものをしたい

気がつけば4月ももうすぐ終わり。日記を書きたい気持ちは常日頃あったのだけれど、なかなか時間と体調の都合が良い時が見つからず現在に至る。ここ最近考えていたことなのだけれど、私は読んだ人が幸せな気持ちになるような書きものをしたい。ところが、そう…

「水のもの」

澄んだ貴方 飲み干す私 不純なものが 押し出されていく 透明な貴方は 身体中を巡り そして 私に取り込まれる 夢は叶えられ ひとつにふたつがあるようだ 波紋を呼ぶ静かな水面 衝動を喚起するその力を前に 風はヒュウヒュウと 全身を震わせて 揺れることしか…

前に進みたくないなら別に進まなくていい

空虚が私を支配している。未だありがとうの言葉ひとつさえ出てこない。感情と表情が一致しない日々を過ごしている。まだやり直せる機会があるんじゃないかと1人でいると考えてしまう。でも、触れるともうだめなのかなという気がしてしまうし、自分でチャンス…

ここが限界点かなと思った。限界に来て私は1つの気付きを得た。どちらにせよ1人で決められることではなかったのだ、と。何かを選ばなければならない時、それを人と共に行うという考えがあまりなくて、私は1人きりでいるときに1人きりで考えなければならない…

人間になりたかったものたちの声

ある時は「メッセージ・イン・ア・ボトル」になって。 またある時は、「送り名のない手紙」となって。 いつ、どこで、誰が手にするか分からない瓶の中の手紙になって、偶然貴方に見つけてもらい、読んでもらいたい願望がある。そんな奇跡的なことが起こった…

何かを得るということは、何かを失うということ

私は決して退屈な人生を歩んでいるわけでも、平坦な毎日を過ごしているわけでもないのだけれど、1人の時間が多い故に他者からはやはり退屈そうに見えているのではないか、というどうでも良いようなことを考えてしまうことがある。仮にそうだとして何が悪いん…

音楽をやっている限りは貴方と繋がっていられる

音楽をやっている限りは貴方と繋がっていられる。 そう思う日々だ。そこの貴方とも貴方とも、私は音楽がなかったら繋がっていなかったであろう。そんな繋がりがいくつもある。たまになぜ私はこのような道を選んだのだろうとふりだしに戻ることがあるけれど、…

風邪というご褒美

風邪というご褒美。この間もひいていた気がするけど、まあ良いよね。今日はくだけた言葉で書きたい気分。書くことは正直なところ何もないんだけどね。行くべきところに行かず、今日は久しぶりに精神的にも肉体的にもお休みだったの。初めてのことだったので…

二人は互いに孤独だった

ここ数日、私の内的世界は混沌としていた。それは貴方のせいもあるけれど、この時期だからという理由が大きいだろう。そこに貴方が現れる。全くもって本当に貴方は貴方だ。貴方は私をいつまでも苦しめるのか、どうして私は苦しいのかなどと昔考えていたこと…