Emu’s blog

よくある日記

穏やかな1日を過ごしている

穏やかな1日を過ごしている。アイスハーブティーを淹れて、飲みながらまったりと日記を書いている。

今日は早い時間に目が覚めた。6時半。二度寝をしても7時半。最近健康的な時間に起きている。多分彼のおかげだろう。

シャワーを浴びる。朝シャワーを浴びるのは気持ちが良い。気持ちが良いのだけれど、髪の毛を乾かすのに30分かかってしまうため、外へ出るまでが大変になってしまう。そういう意味では朝シャワーを浴びるのが億劫でたまらなかった。でも、今日はわりとすんなりと事が運んだ。良い日になりそうだとこの時思った。

髪も乾かさずに話をする。1日の中で最も楽しい時間。何を話したかはあまり記憶に残らないのだけど、確実に私に刻まれてゆく。それが心地良くてたまらない。

話を終える。出かける準備をする。今流行りのYouTuberの動画を見ながら髪の毛を乾かす。やっぱり30分近くかかってしまう。もういっそ全く違う髪型にしたいなとも思う。短くしたら、もっと手軽にオシャレな感じを纏えるかもしれないし、何より乾かすのが早くなるのが良い。オシャレというのは手間がかかるものだ。それを手軽にしたいなんておかしい話だなと矛盾にすぐに気づいて滑稽に思う。

着替えてメイクをする。苦手なベースメイクをなんとか乗り越えて簡単にポイントメイクを済ませる。今日はあまり顔を見たくない日だ。

予め作成しておいた買い物リストと共に、買い物用のバッグを下げて外に出る。風が心地良い。今日は日差しがやや痛い。動くと暑そう。パン屋に向かっていた。歩いている時になぜか、自分がもし何かのミスをして服を身につけていなかったら、出くわす人はどんな反応をするのだろうか、何かすごく変な反応をするのか、それとも無視されるのか、なんてことを考えてしまう。私、今日服を着てきたよね?メイクもちゃんとしたし、おかしくないよね?いつもそんなことを思いながら周りの様子を窺っているのだけど、今日は特にひどかった。あまり調子が良くないのだろうか。

人気のパン屋は祝日とあって混み合っていた。人がひしめき合う中で、物色する。コロッケパンフェア…なのだろうか。コッペパンにコロッケやチキン南蛮などの具材が挟まれたものが数種類あり、店の中央に並べられていた。私はそのイベントを無視して食べたい物を選んだ。ここに来るといつも買いすぎてしまう。今日はクロワッサン、塩パン、ベーコンエッグパン、きのこパン、くるみパン、食パン。レジに並ぶ。すぐに自分の番が来る。この間ゲットしたVIPカードを得意げに出すべきなのか、申し訳なさそうに出すべきなのか、そんなどうでも良いことに迷いながら恐る恐る出す。店員はこちらの心配をよそに淡々とレジを打つ。割引されて私はほっとした。

店を出ると外はやはり気持ちが良かった。この室内から外へ出たときの開放感だけを味わっていたいので、何度も出入りしたい気持ちになる。そしてスーパーへ向かう。八百屋がスーパーの手前にある。買おうかな、という気持ちもあったのだけど、八百屋さんだけでは買いたいものが揃わないのと、店員さんの威勢の良すぎる声に驚いてしまうのが今の体調にはそぐわない気がしたので遠慮しておいた。

スーパーに到着する。買うものは決まっていたのであまりキョロキョロせずに歩く。…こんなに椎茸って必要なんだろうか、こんなに里芋を買って使いきれるのだろうか、などという不安を抱えながら買い物リスト通りにかごに入れていく。その他にも必要なものを少し。牛肉を買うのは久しぶりだった。いや、ステーキ肉ならつい最近も買ったのだけど、料理に使う切り落とし肉は半年ぶりくらいじゃないだろうかというぐらい久々。パン屋とは違って、スーパーのレジではあまりドキドキすることなく買えたのでほっとした。パンコーナーに飾ってあったキャンペーン用のミッフィーの手提げ袋が少し気になったけれど、スーパーではパンを買わなかった。でも、ちょっと欲しい気もするから後日買うかもしれない。

買い物を終えて、買ってきたものを冷蔵庫にしまい、パンをいただいた。ちょっとのんびりしてからたまりにたまった洗濯物を畳む。すべて畳み終えるとなんともいえない満足感が充満していた。でも、今日はさらに動く。

料理の下ごしらえをする。不慣れなサイトのレシピを見ながらだったので、少々手間取ったがなんとかなった。たまには自分の作りたいものでなく、献立サイトを参考にして作るというのもなかなか良い。レパートリーも増えるし新鮮な気持ちになる。

料理は買い物から楽しい。下ごしらえも楽しい。外食にしてしまうというのは一気にその部分を飛ばしてしまうことになる。お金を出して時間を買っているのと似ているが、なくすものもあるのだ、と思う。そんなことを買い物の途中で考えていた。ツイートに載せる。私は生活を楽しんでいる自信があった。だから、今も、そしてこれからも幸福に違いないのだ。揺るぎない幸福などあるわけがない、と誰かが言うかもしれないし実際そうかもしれないけれど、今の私には響かない。私は無敵なのだ。若干躁っぽい考え方をしている自覚はある。またメンタルが揺らいだらこの気持ちでさえ揺らぐのでしょう。でもあなたを好きであることまでは揺れたくないな、とやや思う。

料理は過程も結果も楽しめるから良い。生活におけるすべてがそうであることが望ましい。きっとそれはさすがに難しいのだろうけれど。

下ごしらえを終えて、アイスハーブティーを淹れた。てきとうに作ったけれど、案外良い濃度だ。

音楽を少しだけした。変えようとすると、良い作品はその完成度の高さを見せつけてくる。私が少しも入れる隙がないような気がしてしまう。大きく変えるしか方法はないのかもしれないなと思う。そう思って、耳コピを続けていると、ピコっとLINEが光る。この時間に彼が目覚めるのはおかしい。心配しながら、それでも嬉しい気持ちが隠せない。話を少しする。

そして今に至る。何もしていないといえばしていない。だから日記にすることもできないと思っていた。でもやったことや思ったことを淡々と書くだけで「日々」が形成されていた。そう、習慣とは自分だ。そして、時間とはすなわち生活だ。私は何度もそのことを心の中で呟きながら生きている。

これからのことを少し書く。夕食を作る。彼とご飯を食べる。お風呂に入る。寝る。なんてことない、ただの日常だ。でも、そこで起こることすべてが私の喜びとなり、血となり肉となる気がする。