Emu’s blog

よくある日記

I don't get it

倦怠感がものすごい。そういえば病気だったんだなと怒りのコントロールができないことによって思い出された。もしかしたら、怒るようなことでもなかったのだろうかとも考え直してみたけれど、やっぱりひどいことをされたという感覚が拭えない。これが病気のせいだとしても、病気のせいなら尚更折れるべきでないのだろうと思う。喧嘩をしたのだ。怒るポイントはいくつかあったけれど、生理痛を理解してもらえず、体の心配をされるどころか俺のご飯がないじゃないかと怒られた。意味が分からない。私の体調の心配をしてくれなかった。意味が分からない。私の体の調子は彼にとってご飯以下の価値なんだろうな。意味が分からない。「I don't get it !(意味が分からない!)」と言って部屋を飛び出したい気持ちを抑え、暴れたい衝動を抑え、なんとか癇癪を起こさず穏便に過ごした。ベッドで1人怒りを落ち着かせようとしていた。ベッドに横たわっている間はお腹より腰が痛く、じわじわとくる生理痛特有の痛みに耐えていた。時折凄まじくお腹が痛むことがあり、唸り声を上げていた。彼はそれに気づくことなく眠っていた。「苦しい」「助けて」と誰にも言えない辛さを抱えて、誰にも癒せぬ怒りを抱えて一晩中過ごした。

昔イライラしていた時期があった。断薬して、しばらく経ってからのことだったが、毎日が辛くてたまらなかった。理由のない怒りがこみ上げてきて、彼に八つ当たりするしかなかった。すぐに別れるだの、死ぬだのと言い、彼を翻弄させた。でも、そのぐらい私も辛かった。ちょっとしたことでキレて、一度キレるとなかなか収まらなくて、母が隣で眠る布団の中で目をカッと見開いたまま一晩過ごした。脈が速く、力が入りすぎて頭が痛くなった。暇つぶしに携帯をいじっていたけれど、何時間もいじり続けていると、指の関節や手首が痛んだ。軽い腱鞘炎になっていた。ヒルナミンの強力な眠気を求めるも、手元にあるのはワイパックスというしょうもないマイナートランキライザー。10錠飲んだところで全く意味をなさなかった。

そんなことを思い出していた。あの頃は辛かったな、とようやく言えるようになったが、あの頃の辛さを昨日ばかりはぶり返してどうして良いか分からなかった。朝になっても、気分が落ち着くことはなく、痛んだ指、手首、頭。仰け反っていたのか背中も痛かった。朝になるとさすがに消耗感があったので少し眠ることができ、何か衝動的な行動を起こしたくなるほどの強い怒りは落ち着いた。やはり睡眠は大事だ。

もう、このままでいいと思った。このままこの人とは分かり合えないまま別れてしまっていい。その方が理由があるし、冷めたから別れるというのは至極自然だ。好きな気持ちを抱いたまま別れようとしていたのだけど、相手からすれば理解できないだろうし、此方のほうが自然だろう。投げやりになっているわけではない、冷静さを今は欠いているかもしれないけれど、でも、衝動的に思っているわけでもない。彼は私の不調に気づかなかったし、病気を理解しようとはしなかった。そこが長期的に見てダメだなと今なら言える。私の体調にひどく振り回される人は持たないが、動じなさすぎてもきっとダメなのだと思う。ダメな理由ばかり探している。

2人で食卓を囲んで食べるはずだった鶏の唐揚げを仕込んでいる。1人で食べて、残りはお弁当のおかずにしようかと思う。それでいいと思う。