洗濯物の乾き具合や日差しの暖かさなどから都会で微かな春を感じていた一方で、先週から一週間ほど田舎の山(祖父母の家)に滞在していたところ、疑いようもない春を体感したのでやっぱり自然はすごい、となった一週間だった。
まず花粉がすごい、いやでもこれは趣がないので割愛したいが、車が汚れるくらいに量がすごいので一応書いておく。作業をするにはマスクが必須だった。
そして鶯の鳴き声が美しく響いていた。もう練習の時期は過ぎているのだろう、下手な鳴き声は聞こえず、作業をしていると明瞭で美しい音色がどこからともなく聞こえてくるのだった。これはもう圧倒的に春だ。
それから山菜が育っているのを発見した。家の周りに生えているわらびは収穫してお味噌汁に入れた。春を感じる食卓。ふきのとうも先月大量に収穫して天ぷらにして食した。どちらもやや苦みがあるのが春っぽくて好き。
そして野山を歩いているとつくしがひょんひょん生えていた。こちらは食べられないけど(正確には食べてもそんなに美味しくないそう)、いつもなんとなく美味しそうな気がしてしまうので、見かけると美味しそうだなと思ってしまう。色や形が珍しくて可愛いよね。
都会では最近春の花としてミモザが台頭してきている気がする。オシャレな雑貨屋さんにはミモザグッズがある、気がする。ハンドメイド界隈でもミモザのグッズは多く見かける。嫌いではないし、どちらかというと好きな植物だが、なんか日本の春的じゃない気がしてしっくり来てなかった。
そんな時に山で見かけた花が菜の花、オオイヌノフグリ、大根の花だった。特に菜の花とオオイヌノフグリの可憐さは目を引くものがあり、日本の山の春!って感じがして「これだ!」となった。私にはこちらの花の方がしっくりくるし、以前デザインしていたオオイヌノフグリみたいなアクセサリーはやっぱり作ってみようと改めて思った。どの花も可愛い。
田舎で圧倒的春を感じて大満足な一週間だった。夏は田舎に行っても暑いし、いつもバテているので、夏らしさを体験する記事は書かないと思うけれど、季節を感じることって大事だなと改めて思ったので、感じたときは記述しておきたいと思う。
2024.3.22