Emu’s blog

よくある日記

いつからだろう、自分のやっていることがすべて無駄ではないと思えるようになったのは

体がだるい時、私の場合眠れば解消されることが多い。でも、眠気がないのにだるい時はどうすれば良いのだろうといつも悩む。今日はそんな日らしい。早く寝て早く起きて行動したい。だるいまま行動することもできるけど、あまり身が入らないのでよろしくない。今日はお菓子を作ろうとしている。お菓子を作る時は心を込めて丁寧に作りたいので、半端なコンディションでは困ってしまう。

今日はいつもは使わないリッチなバターを買ってきた。それを使うことによってコクが出るそうだ。その名も発酵バター。名前からして美味しそうである。癖のない普通の無塩バターで作ったクッキーも好きだけど、バタークッキーとしてバターの香りを楽しむなら発酵バターがよりベターな気がする。失敗しないように丁寧に作ろう。

というわけで生地の仕込みをしてきた。体は依然としてだるいままだったけれど、眠気があまりないために眠ることができなかった。発酵バターを今回は人生で初めて使用する。絶対に美味しいと分かっていながら通常のバターの倍のお値段することを踏まえるとなかなか使おうという気にはならなかった。まあお菓子作りをこの頃していないせいもある。それは主に薬がきっかけで体重増加したせいで自分で作るとなると罪悪感がひどいからであった。

そんなこんなでクッキーを仕込み、食器を洗い、お米を仕込み、今に至る。ああ、私の苦手な15時台ももうすぐ終わりそう。15時台はダレるから好きじゃない、とツイッターに書いている。なかなか15時台を有意義だと思えるように過ごすのは難しい。日々の課題になっている。16時台からはやる気と体調が復活してくるので大丈夫、多分大丈夫。

今日は親子丼を作ることになっている。リクエストに応えたわけだが…うん、糖質多い食生活だよね、やだなあ、とぼんやり。ストイックすぎる内容も神経がすり減るから好きじゃないのだけど、あまりにも炭水化物だらけな生活もそれはそれでしんどい。丁度良いところを狙っていきたい。

あ、そういえば昨日作ったレタスのサラダが非常に美味だった。レタスを氷水に入れて葉っぱをいつも通りぶりぶりにし(私はこのぶりぶりという表現が甚く気に入っている)、ピーマンを千切り、サンドイッチに使用して残ったトマトをてきとうにカットし、玉ねぎをスライサーでスライスし、流水につけて辛みを取る。にんにくをすりおろし、極弱火でオリーブオイルと一緒に炒めて香りを出し、そこに短冊に切ったハムさんを加えて温め、その温めたものを野菜の中に放り込んで塩で味付け。食べる直前にバルサミコ酢を少量入れて和えたら完成。バルサミコ酢がない段階でとても美味しかったので、今度はバルサミコ酢なしでも作ってみたいなと思い、ここにメモしておく。

とまあ料理やお菓子作りの話をするだけで日記って書き終わっちゃいそうだなとここまで読み返して思う。料理やお菓子づくりはやるまでがなぜか辛い。まるで学校へ行く時のような、仕事に向かう時のような、そんなだるさと憂鬱さがある。なぜだろう。あらゆることに対して私は気負いすぎなのだと分析する。親戚の結婚式に出席したときも準備だけでひどく疲れてしまったし、好きなはずのこともやるまでが本当に苦しい。やり始めたら楽しめるのになと分かっていても苦しい。昔はもっともっと軽やかにできていた気がする。なんでも病気のせいにしてしまうのは違うと思うけれど、なんか病気のせいな気がしてならないんだよね。読書をする時に感じる抵抗感みたいなものは読書だけでなく、あらゆるシーンで散らばっていて、昔の私よりうんと疲れやすくなっているなと感じる。つまりストレス耐性が低下しまくっている。

筋トレのように精神も鍛えられたら良いのにな。とこれをやれば集中力がアップするよ、みたいなドリルはないかなーと思うことがしばしば。甘いですね自分。地道にやっていくしかおそらく道はない。病気のせいにして、仮に本当に病気のせいだったとしても、解決策がそれで分かるわけではないので、地道に。ね。このブログもある意味訓練の1つだし、私の今やっていること1つ1つが後に繋がっていく大事なプロセスなんだよと良く自分に言い聞かせている。いつからだろう、自分のやっていることがすべて無駄ではないと思えるようになったのは。若い頃というと大分年を取った人間のように受け取られるかもしれないけど、昔々はもっとニヒルな感じがしたものだなあ。ニヒリズムにはなんとも言えない魅力があるのだけど、幼い頃に読んだ『はてしない物語』の影響によってすぐにその虚無だったり、アパシー的なものだったりの状態から脱したような気がする。ありがとうエンデ。

もうすぐ生地ができあがるので、お菓子作りの話に戻ってみる。お菓子を作っているとつくづく「上手い」とか「下手」とかそういうことを考える。お菓子作りで上手な人と下手な人がいるとして、何が違うかというと「腕」と言ってしまえばそりゃそうなんだけれども、もっと良く見ていくと知識の量がまず違うのだと思う。お菓子が美味しくできるメカニズムを分かっていれば、多少ミスをしても大きな失敗をすることがないし、細かい予備知識があると一層美味しく作ることができる。お菓子のレシピって実は楽譜と同じで書いてないことが多くて、そこをどう上手く補うかで大分出来上がりに差がつくようになっている。だから、細かく書いてあるレシピが出回っても良いのでは?と私は思っているのだけれど、あまり見かけたことがない。不思議。まあ突き詰めると気温や湿度によってレシピが微妙に変わっていくほどの繊細な世界なので厳密に語るのが難しいのかもしれない。お菓子作りも料理も最高に美味しいものを求めるとなると、シビアさが求められるのは想像に易い。シビアと言ってもグラム数をきっちり計量すれば良いとかそういうことでなくて、気候に合わせてレシピを変化させたり、食べる人に合わせて変えたりというどちらかというと柔軟性と呼ぶべきなのかな?そういう世界だから、経験がものを言うというのは一理ある。そんな臨機応変に作れと言われても作れないよというのが私を含めた一般の人だと思うので、そういう人たちがどうすれば美味しく作れるか、というとやっぱりレシピを忠実に守るしかないんじゃないかな。その都度最適値に変更できれば最高なのだけど、改悪になる確率の方が高いので、始めはレシピを下手に変えようなんて思わないほうが良い。グラム数はきっちり守っておいて損はないだろう。(パンやうどんの生地作りとなると否が応でも水分の量を調整しなければならない時もあるが。)あと焼き加減だけは開きがあるので気をつけるべきだと思う。なぜなら家庭用オーブンは焼きムラがあるし、機種によって大分異なるらしいので。

そろそろ生地が完成するのでこの辺で切ろうかな。最後にお菓子作りをやってみたいけど難しそうだから作れないって人におすすめしたいのはチーズケーキ。フードプロセッサーに材料を入れてチュイーンしてして型に流して焼くだけでそこそこ美味しいケーキが作れるのでオススメです。失敗もしようがない。

料理の話もやれば長くなりそうなぐらい語れることがあるので、そのうちやるかもしれない。ではまた。