Emu’s blog

よくある日記

日記

愛の気配

愛という言葉が氾濫していて、「愛」を見聞きしない日はない。貴方も私も愛については考えていて、それでも実態は分からずじまい。確信をもって言う者が現れれば胡散臭さを伴って宗教じみてくるし、論理を突き詰めれば哲学として成り立つものの、実感とはま…

夢のような日々を過ごしている

夢のような日々を過ごしている。理想形としての日常生活を送っている感触がある。会いたい人に会って、したいことやしなければならないことをして少しずつ経験を重ねていく。 とあるデザイン画を見て何か触発されたような心地がした。自分の特徴を思い出した…

音楽を考えるくらいの距離感で人間について考えていたい

世の中は時に残酷で、時に優しく淡々と動いている。経過が痛みを伴うこともあれば、時の流れによって癒えるものもあるようだ。私はここ最近認知がはっきりしていない。眠るように日々を過ごしている。「認知がはっきりしていない」とは、子どもが物心のつく…

誰かの頭の中で鳴るノイズにはなりたくない

毎日目にするベランダの植物は、毎日目にしているのに日によって違って見える。その日晴れているか雨かでは明らかに違う。けれど、晴れ続きの日に違って見えると、私は自分の中で何かが起こっているとしか思えない。植物は眩しい輝きを放って空に向かって伸…

「細部に宿るのね、神」と思いながら音楽を聴いていたり、本を読んでいたりする

自分は熱心な仏教徒ではないのだけれど、他宗教の良さを力説されればされるほど、仏教に立ち返ってしまうのだった。おそらくそれは理屈として仏教が良いと判断しているのではなく、自分がそのような地盤、文化圏で生きてきたからだと思う。文化として一宗教…

冬の終わりの長い雨

日常をしたくなくなった。幸福に浸りたくなくなった。鬱だ。脱力して、何もできなくなる。いつものように目覚めるのが嫌で、目覚めると絶望した。いつも通りを押し付けてくる日常が嫌でたまらなくなった。かといって非日常を愉しむ余力もない。力なく横たわ…

思いはどんどん記憶に埋もれていく

虚構について語れたら楽なのになと思ったり、現実について語れたら楽なのになと思ったり、私はとにかく思うことで忙しい。そうして何も語らないまま思いはどんどん記憶に埋もれていく。 あの人と連絡が取れてないとか、この人に連絡しなきゃとか、そういう関…

きっとその時は突然やってくる

どうしても離れられないのは、私の好きなコード進行を使っているからで……と言い訳を頭の中でなぜか考えながらある音楽のことや彼を思ってしまう。「思う」というのはあてもなく空を旋回しているような感じであって、何かこう、ときめきを持ったり、あるいは…

鈍い苦みが充満している

苦玉を口の中ですり潰している。今ひとたび失ったものについて動かぬ頭でぼんやりと考える。この苦さでは目が覚めない。目覚めたくもない。少し前では考えたくもなかった。考えたくない時は抜け殻のような人と抱き合えばいい。揺られている腕の中で思い出す…

続・秩序、無秩序

蝉が死に絶えた。私が鬱で病んでいる間に。少し前まで命の奔流を感じさせる蝉の鳴き声が、焼けるような日差しがあった。色彩豊かな、過剰な外の世界があった。エアコンの効いたそのひやりとした部屋の中で外界とのギャップに死を見ていたのに。 私は先日のブ…

自然のような無秩序も、人が多く活動する場のような秩序もない

七月十四日。正午。溢れんばかりの光を存分に吸い込んだカーテンを見遣る。気になってカーテンを少し開けると、触れた指が温かく、何か生命に触れたときのような生っぽさを感じる。無論相手はカーテンである。返事はない。しかし、変な思考を巡らせるおかげ…

薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる。

天然石の丸ビーズが光を透過し、反射してキラキラと輝く。薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる。数珠のようなブレスレット。白い壁に画鋲を打ち、そこに引っ掛けて写真を撮る。太陽光が良い仕事をしてくれる。真っ白な壁に映えるアクセサリー。あの人に見…

薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる

天然石の丸ビーズが光を透過し、反射してキラキラと輝く。薄い緑や青色の涼しげな色の珠が連なる。とある文章を読んで私がイメージしたものだ。流麗だ。 読んでそんなことを思う文章にはなかなか出会えない。上手さという物差しとも違うような気がする。知り…

ありふれたものの中にこそ、私の求めるものがある

最近小説を書いている。私小説に分類されるのかな。登場人物や物語自体はフィクションなのだけど、思想的な部分や、感じ方、時に出来事まで本当のことを書いている。この小説は、私が中学・高校の頃に書いていたものだった。主人公が絶望して壊れてしまうと…

美味しそうな匂いがたちこめている

美味しそうな匂いがたちこめている。この時間が何より幸福でたまらない。煮込み料理というのは時間をかけなければならないけれど、手数がさほどかからないので簡単で良いなあと思う。時間がかかっているのでなんとなくありがたい気持ちにもなれるし、実際人…

読んだ人が幸せな気持ちになるような書きものをしたい

気がつけば4月ももうすぐ終わり。日記を書きたい気持ちは常日頃あったのだけれど、なかなか時間と体調の都合が良い時が見つからず現在に至る。ここ最近考えていたことなのだけれど、私は読んだ人が幸せな気持ちになるような書きものをしたい。ところが、そう…

前に進みたくないなら別に進まなくていい

空虚が私を支配している。未だありがとうの言葉ひとつさえ出てこない。感情と表情が一致しない日々を過ごしている。まだやり直せる機会があるんじゃないかと1人でいると考えてしまう。でも、触れるともうだめなのかなという気がしてしまうし、自分でチャンス…

ここが限界点かなと思った。限界に来て私は1つの気付きを得た。どちらにせよ1人で決められることではなかったのだ、と。何かを選ばなければならない時、それを人と共に行うという考えがあまりなくて、私は1人きりでいるときに1人きりで考えなければならない…

人間になりたかったものたちの声

ある時は「メッセージ・イン・ア・ボトル」になって。 またある時は、「送り名のない手紙」となって。 いつ、どこで、誰が手にするか分からない瓶の中の手紙になって、偶然貴方に見つけてもらい、読んでもらいたい願望がある。そんな奇跡的なことが起こった…

何かを得るということは、何かを失うということ

私は決して退屈な人生を歩んでいるわけでも、平坦な毎日を過ごしているわけでもないのだけれど、1人の時間が多い故に他者からはやはり退屈そうに見えているのではないか、というどうでも良いようなことを考えてしまうことがある。仮にそうだとして何が悪いん…

音楽をやっている限りは貴方と繋がっていられる

音楽をやっている限りは貴方と繋がっていられる。 そう思う日々だ。そこの貴方とも貴方とも、私は音楽がなかったら繋がっていなかったであろう。そんな繋がりがいくつもある。たまになぜ私はこのような道を選んだのだろうとふりだしに戻ることがあるけれど、…

風邪というご褒美

風邪というご褒美。この間もひいていた気がするけど、まあ良いよね。今日はくだけた言葉で書きたい気分。書くことは正直なところ何もないんだけどね。行くべきところに行かず、今日は久しぶりに精神的にも肉体的にもお休みだったの。初めてのことだったので…

二人は互いに孤独だった

ここ数日、私の内的世界は混沌としていた。それは貴方のせいもあるけれど、この時期だからという理由が大きいだろう。そこに貴方が現れる。全くもって本当に貴方は貴方だ。貴方は私をいつまでも苦しめるのか、どうして私は苦しいのかなどと昔考えていたこと…

I don't get it

倦怠感がものすごい。そういえば病気だったんだなと怒りのコントロールができないことによって思い出された。もしかしたら、怒るようなことでもなかったのだろうかとも考え直してみたけれど、やっぱりひどいことをされたという感覚が拭えない。これが病気の…

ビロードに浮かぶ雫

刻々と時間が過ぎてゆく。今まさに愛おしい記憶の生成を目の当たりにしているところでした。この上ない幸福であるのと同時に、それが脆く、すぐに失われる可能性を持っていることに私は些か不安や悲しみを抱きながらそこに佇んでいました。喜びに打ち震える…

「愛してる」と言ったあの言葉はなんだったのか

曲を作るといつも眠れなくなる。興奮するのだ。それに今日は初めての人と通話をしたし、ツイッターのフォロワーも2人増えた。最近では彼以外とは滅多に通話しないし、フォロワーが増えることも稀なので久々に刺激的である。これは眠れない。 曲は、昔作りか…

微睡みの中で確かに温かなものが私の体に触れている

微睡みの中で確かに温かなものが私の体に触れている。触れているというより、体全体を包み込まれているような心地である。髪を撫でられている感覚もぼんやりとあって、それを感じながら私は快く眠った。時間にしてほんの十数分の出来事だったかもしれないし…

ふわふわと漂う海月のように

今朝は文章や音楽についていろいろと考えていた。考えていたし、ここに何か書こうと思っていたのだけど、夜になって忘れてしまった。全く短期記憶が弱すぎる頭である。やったことを書けばあっという間にこの日記は終わる。通話をして、洗濯をして、ゲームを…

風邪をひいたかもしれない

風邪をひいたかもしれない。喉が痛い。でも、喉が痛いだけで熱はないし、鼻水も出ない。風邪をひくのは3年ぶりだろうか。月2くらいで風邪をひいていた私が、双極性障害になった途端に丈夫になったという謎の現象が起こっている。双極性障害になって以来、風…

私の頭の中を縦横無尽に走って延々とループする

―貴方の代わりなんていやしない そんな歌が頭の中でぐるぐると駆け巡っている。関係性という名前のついた何かであれば代替可能であるとは言えるが、人が違うのだから全く同じような機能を果たすわけではないだろう。でも、何故だろう。頭の中を無断に行き来…